企業勤めとフリーで働くエンジニアでの違い

IT系の企業で働くエンジニアとフリーランスとして働くエンジニアでは、働き方が異なる。企業勤めのエンジニアは自分1人だけで作業を行うケースは少ない。基本的に1つの製品を作るときにはプロジェクトチームが立ち上げられる。そのプロジェクトチームの一員として働いていくのである。
プロジェクトチームのリーダーは役割分担を行い、チームメンバーは自分の役割をこなしていく。これだけ聞くと黙々と作業を行っているように感じるかもしれないが、チームで活動している状況ではコミュニケーションが重要になる。頻繁にコミュニケーションを取ることで仕事の進捗状況を把握して、スケジュールが組まれていく。バグや不具合が起きた場合はチームメンバーで連携を取り、その問題を全員で解決するのである。

これに対してフリーランスエンジニアは、自分1人で働くことになる。営業や交渉、スケジュール管理、金銭管理といった全ての業務を自分で行うことになるだろう。自分1人での仕事のメリットは好きなものや得意なものだけを仕事にできることである。フリーランスは働く場所も自由であるため、自分のライフスタイルに合った働き方を選べるのが良い点だと考えられる。

しかし、多くのエンジニアは自分で営業や交渉を行った経験がない可能性が高い。そうなると営業や交渉で躓いて利益が減るケースもある。そうならないためにもフリーランスとして働く前に営業や交渉のノウハウを身につけておくことが重要だと言える。また、フリーランス専門のエージェントを活用して仕事を獲得するという手もある。どちらにせよ、自分で仕事を獲得していく必要があるため、ある程度のスキルの習得や経験を積み、市場価値を高めておくことが大切だ。